Somewhere in the Arctic

北欧在住。家の窓からオーロラが見える、雪深い北極圏近辺でひっそり暮らしています

ドイツへの旅 其の2 ハンブルグ

 

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もうだいぶん前になりますが、まだ書けていなかったドイツ日記その2。

 

フランクフルトを後にし、向かった先はハンブルグ。

 

電車で約3時間。

 

ハンブルグに住むスウェーデン留学時代からの友人、アンケに会いに行きました。

10年前に留学先の大学で同じクラスを取っていたことをきっかけに知り合った

彼女。

 

お互い母国に帰国してからも、年に数回メールや手紙のやり取りは

していたけれど、久しぶりの再会を果たしたのは、私がこちらに

越してきてから、ストックホルムで。

その時が7年ぶりの再会。

 

今回はその彼女の住むハンブルグへ。

 

ハンブルグは個人的にも行ってみたかった街の一つでした。

 

船関係の仕事を日本でしていたこともあって、ヨーロッパ最大の

港ともいわれるハンブルグ、一度その港を見てみたいなと

思ってました。

 

やっぱりハンブルグの港はすごかった!

 

港沿いを一緒に散歩。

ちょうどお天気もよく、たくさんの人たちが日光浴、BBQをして

賑わってました。

 

そして港町で必ずといっても乗りたい、ボートクルージング。

ハンブルグでも乗りました。

 

夜はちょうど旬の白アスパラを買ってきてくれて、

白アスパラは茹でて炒めた玉ねぎとバターで和えるという

シンプルな料理方法で、白アスパラの甘さが感じられて

とても美味しかった。

 

またフランス人の彼がおすすめのパン屋さんで買った

パンと一緒に。

このパンが本当に美味しかったな。

ドイツのパンと、あとフランスの彼がおすすめのクロワッサン。

買いこんで家まで持って帰りたいくらい。。

 

帰る前に連れて行ってくれた、ハンブルク中心街にある大きな公園。

ここには日本から送られた木や花、そしてそれらで作られた

日本庭園がありました。

 

ちょうどツツジの花がいっぱいでとても良い香りでした。

 

久しぶりに素敵な友人と、素敵な町に出会えて、

よい一人旅でした。

”そこそこ、ほどほどの生き方”

最近の私の楽しみは"Honto"というサイトで日本の本や雑誌を読むこと。

 

去年までは、毎回帰国の度にスーツケースの重さの大半を占めて運んでくる、

もしくは遊びに来てもらう方にお願いして本を運んでいたのですが、

"Honto"というサイトを知って以来、読める本やかさばる雑誌は最近はこちらの

電子書籍に大変お世話になっています。

 

こんな遠く離れた北の果てに住んでいながら色々な本や、雑誌が読めるなんて

ありがたい話。

もちろん省かれているページなどもあるのですが、タイムリーに読みたいものが読めることは本当に嬉しいことなのです。

 

最近読んだ本で、今の私にぐぐっときた本がタイトルにもある

深澤真紀さんの”そこそこ、ほどほどの生き方”という本。

 

「自分を長持ちする為に自分をメンテナンスする」という考え方で著者が

色々なポイントを書かれています。

読まれる方にとってとらえ方は色々かと思いますが、今の私にはこの本が

私の心を少し軽くしてくれたような気がします。

 

20代を振り返ると本当にがむしゃらで、容量が悪く、無理やりにでも

前向きに頑張らないとと、突き進んできた事ばかりだったのかもしれないなと。

自分で勝手に追い詰めて、身体を壊す・・そんな繰り返しをして、

自分にとっての大切な時こそ頑張るのだと思ったはずなのに、

また新しい国に来て、居場所がわからなく、文化や言葉も

違って、慣れなきゃ頑張らなきゃと、またさらに自分にエンジンを

かけ過ぎていたのかもしれません。

 

こういう内での気持ちが溜まってくる時って本当に体調を崩しやすく、

涙もろくなっちゃうんですよね・・

最近がまさにそんな状態でした。

先日、夫の家族のお祝いに集まった時にも、日本の家族が恋しくなり、後で一人涙。。

今日は理不尽なお客さんに怒鳴られ、冷静に対応しなきゃと思いつつも、

現地で言葉が出てこず、悔しくて悲しくて、思わず人の前で涙。。

 

後から振り返ると恥ずかしいなと思うのですが、こういう時って本当にどうしようもないんですよね・・(苦笑)

 そんな時に読んだこちらの本。

 

30代の入口まであと少し、そこそこ、ほどほどに頑張れるように、追い込みすぎないように自分をメンテナンスしていきたいなと思う今日でした。

やっと夏らしく・・?

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六月ももうすぐ半分。

 

やっと夏らしい気候になってきたこの頃。

お天気がいい時の街を歩く人の表情がとても明るくて、こちらまで見ていて嬉しくなります。

またテラスで食べられるレストランが増えることで、立地場所が違うだけで

売上に差が出るぐらい、大きな影響が。

日があたるレストランやカフェにはお客さんがあふれているのに、日陰にあるお店は

人の入りが悪くて、日陰だとベンチもあいているのですぐ座れちゃいます。

 

またいたるところでみんなアイスクリーム。

そういう私も週に一回はアイスクリーム食べておりますが・・(笑)

 

週末はお天気が良くて、散歩をして、ゆっくり。

ぽかぽかしたベンチで本を読みながらいつの間にか寝てしまっていたというような

シチュエーションにささやかな幸せを感じるこの頃です。

ドイツへの旅  其の1 フランクフルトへ

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(ドイツで見た藤の花。)

 

少し前の話になりますが、ANAのかなりたくさんのマイレージポイントが切れるので

どうしようかなと思っていたのですが、ヨーロッパ国内間でもチケットに交換出来ると

いうことで、思い切ってドイツに住む友人に会いに行ってきました。

 

サーチャージ等は含まれないので、ポイント使用に加えてかかる料金もありますが、

だいぶんお得に利用することができたように思います。

 

 

東京の会社時代に同期だった友達が現在フランクフルトに住んでいるので、まずは

フランクフルトへ。

 

やはり都会で、日本からの企業の進出も多いこともあり、到着してまず、日本のパンや

ケーキが食べられるカフェに連れて行ってもらいました。

お客さんは現地のドイツの方でいっぱい。私は久しぶりのメロンパン、友人はシフォンケーキ。

懐かしの味と久しぶりの再会に話が弾みました。

 

またドイツはオーガニック(ドイツではBIOという)のお店が充実しているので、

オーガニックのスーパーマーケットにつれて行ってもらいました。

ドイツのBIOのお店は本当に楽しくて大好き。何時間でもいれそうです。

 

厳選して、来る前から欲しいリストにメモをしてあった、ヴェルダの

化粧品と、大好きなナッツを購入。

やはりヴェルダは本場ということもあって、少し安く購入出来ました。

 

初日の夜は、友人宅で一緒に餃子を作成。

友達と一緒に日本食を作るなんて本当に久しぶりで、留学時代は、

同じ留学先の日本人の友達と一緒に日本食作ったな~なんて

思い出して懐かしくなったりも。

 

二日目は植物園につれて行ってもらったり、また野外マーケットで本場ソーセージを

頬張り、安くておいしいビールに感動したり。

夜には、日本の方が経営する居酒屋へ連れて行ってもらいました。

ここは店員さんも皆さん日本人で、さらにお客さんも9割日本の方。

日本に戻ったような雰囲気でした(笑)

 

久しぶりに食べた美味しい日本食に感動。

美味しいご飯に、懐かしい友人との再会、そして久しぶりの日本語に

楽しいフランクフルト滞在でした。

楽しい時間をどうもありがとう!

 

 

玄米に合うカレー

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お水を一切使わずに作れる玄米に合うカレーということで

ネットで見つけた、えのきと白菜のカレー。

 

最近のマイブームでカレーが食べたい時によく作るメニューのひとつに

仲間入り。

 

小さい頃はカレールーを使ったカレーが大好きだったけれど、カレールーの

売っていないところに住むようになって、自分でスパイスから作るカレーを

よく食べるようになり、スパイスで食べるカレーの美味しさを改めて感じた。

 

新宿で食べたインド人のカレー屋さん、ナンが焼き立て食べ放題で、

あのお店のナンが食べたくなってきた・・(笑)

 

美味しいと感じるものが年を重ねるごとに変わってきているように感じる。

 

最近身体が疲れ気味。

白夜の時間が長く、真っ暗になる時間がほんの数時間になって

ちゃんと寝れてないのかな・・

あまり色々なことにやる気が起こらない毎日。

 

こういう時は無理せず、ゆっくりゆっくりと自分に言い聞かせる。

 

 

 

やすらぎ

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週末に結婚記念日のお祝いということで、国内旅行に出かけました。

 

 

ストックホルムにある、日本式スパ、Yasuragiへ。

 

 

ちょうど同じ時期ぐらいに日本の番組でも放送されていたということも

あったようで、日本の家族が知っていたことにビックリ。

 

 

1997年に日本式のスパとしてリニューアルされ、スタッフも日本へ研修などで

足を運び、日本の文化や食に触れ、学ばれているとのこと。

建物も日本の建築家の方がデザインをされたそうで、北欧な雰囲気の中に

日本を感じられる場所が色々ありました。

 

市内から少し離れたところにあり、とても静かな場所でゆっくり出来ました。

 

 

日本式スパということもあり、宿泊者の方はみなさん、浴衣を着て、館内をうろうろ。

 

お風呂に行くのも、夕食を食べるのも浴衣で大丈夫。

 

みんなが浴衣でいることで、違和感もないし、何を着て夕食に行こうなんて思わなく

てもいいことが、リラックスさせてくれる理由のひとつかもしれません。

 

 

 

お風呂は、日本よりはぬるめでしたが、露天風呂もあり、水着着用なので、

カップルでも一緒にゆっくりと景色を眺めながら過ごせます。

 

 

私達も、夕方にお風呂、朝にも6時に起きてゆっくり1時間程つかりました。

 

夕食は日本とスウェーデンを融合させたお料理で、前菜、メイン、そしてデザート。

 

 

お風呂上りに、日本のビールと一緒の夕食はたまりません(笑)

 

 

食後は、日本のお酒も置いてあり、日本の伝統的な音楽がかかったラウンジで

久しぶりの梅酒を。とても良い香りにほわんとした気分に。

 

こういった音楽を日本で聴く事はなかったけれど、リラックス出来て

いいなと思いました。

 

 

こういった場所を海外で、日本をコンセプトに作ろうとして下さり、また

それを楽しんでいる現地の方を見て、なんだか嬉しい気持ちになりました。

 

 

遠い場所で、日本を感じた週末でした。

 

友人とのランチ。

先日、久しぶりに急遽お休みが出来たので、こちらに来て間もないころから

仲良くしている友人とランチへ。

 

彼女とは最初の語学学校で知り合い、その後、場所は違っても、新しい土地で

暮らすことの大変さを共有してきた。

現在では彼女は正社員で仕事を得て、そして子どもが生まれたこともあり、

毎日忙しく頑張っている。

あまり頻繁に会うことはなくなってしまったけれど、ここで私の数少ない

大事な友達の一人。

 

そんな彼女とのランチでの話題は、彼女が「移民であることに疲れた」と言ってきたことから始まった。

 

 

どれだけ語学を頑張っても、そして現地の人と対等な仕事に着いても、

ふとした所で、自分が外国人だと感じてしまうことに疲れてしまったと。

 

例えばアクセントや、話の内容。

この国は色々な国からの移民、そして移民で来た親を持つ現地で生まれた

子どもも多いことから、見た目だけではどの国の人かということはわかりにくい。

 

でも話すとやっぱり、あ、外国人なのねとわかってしまう。

もちろん、それは全然悪いことではないのだけど、彼女にとっては

そう言われたことが嫌だったのだ。

 

会社でも、自分の国の話題を出されて、からかわれたり、

頑張って語学を勉強していて、普段も現地の言葉で対等に頑張ろうと頑張っている

にも関わらず、「あなたのアクセントで

すぐわかっちゃうよ」なんて言われてしまうことが彼女にとってはショックだったよう。

 

 

彼女の気持ちもよくわかるので、どうやって彼女を元気づけられるかと

悩んでしまった。

 

外国に住むということは、やっぱり自分が意識する以上に自分の生まれた、

そして育った国を無意識のうちに意識するようになっているのかもしれない。

 

日本に住んでいる時には意識なんてしたこともなかったけれど、

違った国に住むことで、どれだけ自分が育った国の影響を受けているかを

肌で感じる人は多いように思う。

 

グローバルな世界になればなるほど、それぞれの国意識がもしかしたら

強くなっているのかもしれない。

 

それはもちろん外国に住むうえでぶち当たる壁であり、それで悩んだり

悲しくなったりすることもあるのだけど、一方では、興味深いことだと

思える時もあったり。