Somewhere in the Arctic

北欧、在住11年目。家の窓からオーロラが見える、雪深い北極圏近辺でひっそり暮らしています

スウェーデンのソウルフードは「ケバブピザ」

ピザはスウェーデンのソウルフード?


私が今住んでいるスウェーデンという国は、ピザがソウルフードと言ってもいいぐらいピザを愛する人が多い。

 

仕事で疲れた週末にご飯を作りたくないときはお持ち帰りピザ。友人と集まるときのパーティーフードはピザ。レストランに食べに行こうってなった時もピザだし、家で何か一緒に作って食べようって時も既に出来上がった半生の生地と、好きな具を買ってきて焼くのもピザ。打ち上げで頼む料理もピザだし、クリスマス料理に食べ飽きたクリスマスの次の日の売り上げが凄いのもピザ屋である。スウェーデン人ってどれだけピザが好きなんだろうと、今書いていてても思うし、町を歩いていててもピザ屋が多くて思う。


外食費が高いスウェーデンにとって、ある程度お財布に優しいお値段で、またトッピングする具によって、バラエティーの幅も広がり、幅広い世代に食べられているピザ。

最近では家の近くで食べられるピザ屋を探して、オンラインで注文できるアプリなども多くの人に使われているそう。

この寒い中ピザを宅配するスタッフの皆さんは本当に大変・・
最近はセキュリティーのしっかりしたエントランスが増えてきているので、吹雪く寒い中ピザを抱えて、中に入れず立ち往生して、外で電話しているピザ配達員を見ることも・・
ご苦労さまです。

 

 

現在、スウェーデンには約4000件近くのピザ屋が国内にあるそうで、初めてイタリアからスウェーデンにピザがやってきたのは、1947年だそう。

 

スウェーデン料理って何かって聞かれると、スウェーデン料理ではないのだろうけど、スウェーデン料理よりもそれ以上にこの国で食べられているのは「ケバブピザ」だと思う。

 

ケバブピザって何?

移民大国スウェーデンに、イタリアからやってきたピザと、トルコからやってきたケバブが融合されて、スウェーデンで生まれたケバブピザ。

ケバブピザの主な具は、トマトソース、チーズ、たまねぎ、ケバブの肉、そして辛くない唐辛子、ケバブソース。


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サイズがどどんと大きくて圧倒されるものの、生地は薄めのものが多く、みなさん案外ペロリと食べてしまうのだ。

私も先日ピザを食べる機会があって(って結構この国で結構頻繁なのだけど)、初めて食べてみたのが、ケバブピザwithフライドポテト。
まさか~そんな、ヘビーなメニューあるの!?って思っていたけど、ありました(笑)

ケバブピザの上にフライドポテトがのせられたピザです。

ジャンキー感が半端ないですが、食べてみると意外と合うこの組み合わせ。

 

私の好きなピザは・・

 

ケバブピザのことを散々話しましたが、私が好きなピザは、生ハムとルッコラを焼いた後にのせてくれているピザ。またはアンティチョーク、そして出来るだけ沢山の野菜と、モッツアレラチーズがのったピザです。
なかなか私が好きな具を全部のっけてくれているピザ屋さんが見つからないの、メニューを吟味の上、一番好きな具が多く入っているピザを選びます。
やっぱりこの国でお手軽に食べられるピザは仕事で疲れて何も作りたくない~という週末の救世主としてよく登場します。

スウェーデン人に愛されるB級グルメの一つ、ケバブピザ。
日本で販売される日も近い!?(笑)



P.S. スウェーデンにもピザハットはあるようですが、残念ながら中心都市のみで、私の住むような北極圏近くの小さな町にはありません。いつか出来るといいな。。