Somewhere in the Arctic

北欧、在住9年目。家の窓からオーロラが見える、雪深い北極圏近辺でひっそり暮らしています

【本のこと】面白かった本達 2019年

本を読むこと


「休みの日に何しているの?」と知人に聞かれたことが最近あって、ふと考えたのですが、運動に行ったり、料理はしたりはもちろんするのですが、テレビは殆ど見ないし、自分の時間があると本を読んでいることが殆どだなと。
冬が長く、寒くて暗い北欧に住むにははぴったりな趣味であります。でも怖い話は苦手なので、有名な北欧ミステリー小説は怖くて全然読めません。。2020年も沢山本は読みたいですが、他にも何かちょっと趣味を見つけたいなと思う部分もあります。それはまた改めて考えたいと思います。


2019年は日本の書籍ばかりだけでなく、スウェーデン語の本も読みたいと思い、色々と図書館で本を借りて読んでみた1年でした。

言語を問わずノンフィクションが好きなので、読んだ本の記録を見返すとそういった本に偏りがちなのが見えるので、2020年はもう少し、フィクションの本なども読んでみたいなと思います。

 

日本の本は、ここ何年かは電子書籍ばかりを利用しています。
日本に年に1回ほど帰国する度に、以前は何冊も本を買っていたのですが、やっぱり重いし、場所を取るんですね。家が小さいので、紙の本は棚の一角に入る分だけに残しています。

日本語の本って思い入れが強いのか、読まなくなっても捨てることが出来なくて、同じくスウェーデン在住の日本人の方で興味のある方に貰ってもらったり、または日本に帰る次の機会に再び買った本を持って帰って、リサイクルショップに出したりしていました。なので、電子書籍ももちろんIpadに容量が溜まっていくので、読まなくなった雑誌などは削除していますが、物理的な場所を取らないし、日本で一時帰国まで待たなくても、読みたいと思った時に読めるので、私には電子書籍があっているのかなと思います。

日本の本屋さんってとっても広くて、本が充実していて、またその本屋ごとに店員さんのおすすめコーナーがあったり、カフェでその本が読めちゃうような場所もあって、帰る度に何度も足を運んでしまう場所で、これは毎回帰国する度の私の楽しみの一つでもあります。


でも、こうやって遠い場所に住んでいても、日本語の本が読みたいときに読めるって本当に有難いです。

 

 


本は自分を後押ししてくれる大事なツール

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本は、「自分が頭の中でもやもやと考えて言葉に出来ないことをはっきり言葉にして教えて、後押ししてくれるもの」だと私は思っています。

 

日ごろの生活の中で、日本語に触れたり、表現する機会が減ってしまった今では、上手く自分の気持ちを言葉にして表現出来ず、もどかしい気持ちになることがあります。

そんな中、自分の心にすっと入ってくる言葉を文字として本から得られることで、 「なるほど!」と心の中でしっくりくる、共感をさせてもらえることに出会うことが出来ます。

スウェーデン語もそうで、自分はまだまだ語彙力が少ないので、本を読むことで、そこから良かったと思った文章を書き写して、残しておき、同じように使ってみる、表現してみるといった方法も勉強方法のひとつとして使っています。
今年も更にスウェーデン語力の幅をもっと広げていけたらいいなと思います。

  

本と出会うことも何かの縁があって出会うのだと思います。

 

そのタイミングはその時々違いますが、2019年に読んだ本の中で面白かったなと思った本を5冊紹介したいと思います。

 

1. 内向型を強みにする 

内向型を強みにする

内向型を強みにする

 

 

内向型といわれる人たちの特徴、そしてそんな自分の性格で社会と向き合っていくにはどうしたら良いのかということが書かれています。
「私は私のままでいいのだ」と後押しをしてもらえた本となりました。

この本を読むまではあまり自分がどういうタイプかなどを考えたことがありませんでしたが、この本を読んで、「ただ内向的なだけ!」と筆者が言葉にしてくれた、内向的である人の特徴を見て、「あ、私ってそうなんだ。そしてただそれで良いんだ。」と思うことが出来ました。

あなたは内向型?

●自分ひとりか、二、三人の親しい友達とくつろぐほうが好ましい。
●深くつきあっている人だけを友達だと思っている。
●たとえ楽しいことでも、外で何かしたあとは、休息をとる必要がある。
●無口で冷静に見え、観察するのが好きである。
●話したり行動したりする前に、考えることが多い。…

(本誌の自己診断のテストより)

スウェーデンでも自分がどう思うかという発言を求められる機会は沢山あります。そういった時に、自分が何も言えないと、落ち込むこともありました。またパーティなどに呼ばれても、大人数だととても疲れてしまう自分がいて、でも社会人としてはなんて思って結構頑張って交流の場に顔を出すようにしていたのですが、そういった場に行くと楽しいものの、すごくエネルギーを使うからかしんどいと感じることも若い頃からありました。
この本を読んで、共感できる部分が沢山あり、その時々に応じた対策法、そして外向的な人たちとの付き合い方、また自分のパートナーや子どもがそういった場合にどう接したらいいかなどが書かれてあり、読んでいてとても参考になりました。

作者はアメリカの方なので、外向的が更に良しとされているアメリカのような国で、内向的な性格の人はもっと大変なんだろうな、と勝手に想像してみたり。

スウェーデンでもこの本ではありませんが、自分がどういう色のタイプかという同じような類の本が流行り話題になりました。自分が、そして周りの人がどういったタイプかという話がよく上がり盛り上がることも。でもその中の会話の中で、ある方が「人間をタイプに当てはめすぎで、自分がその型から抜け出せなくなるのはどうか」という意見の人がいて、話題提供の一つになるからそういう話をしたっていいじゃないかと思う反面、後に考えると彼の意見も一理あるなと納得することが出来ました。

人間は何かに属すことが、きっと昔からそういう習性で育っていて、自分を何かの型に当てはめて話をすると盛り上がりやすいのでしょうね。典型的なのが日本では血液型がよく性格の違いの分け方として話題になりますね。

子どもの頃に、親から「これだからB型は」とB型だからということで分けられて理由にされたことがありましたが、何か納得できない自分がいました。なので、何でも型に当てはめすぎて、人を判断したり、閉じこもりすぎたりするのはよくないなとも思います。

私はこの本を読んで、内向的よりな人なんだということはわかりましたが、だから外向的でなければいけないとか、どうとかっていう話ではなく、自分を見つめ直す材料の1つとして、そして話題の1つとして、色々な人間が世界にはいるんだよー、そしてその人によって感じ方が違うんだよーということを知るにはこういった本は読むのは面白いと思います。

 

2. お金2.0  新しい経済のルールと生き方

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

 

 

2019年の始めに読みました。
お金って何だろうと改めて考えさせてくれるきっかけを与えてくれる本だと思います。

日本では話題にもなっていた本みたいなので、読まれた方も多いのではないでしょうか。

 

私は、現在、スウェーデンで会計に関わる仕事をしていますが、スウェーデンでも、現在の会計システムの構造やルールだと計り知れない、新しいものが沢山出てきていて、現在適用されているルールと社会が少しずつずれてきているなと感じていて、そんな背景も踏まえながら読みました。

 

そんな私の感じていた”システムやルールと社会のずれ”を色々な例を取り上げて書かれています。

今の時代のお金の考え方が変わりつつある社会の流れ、またこれからの生き方や仕事の仕方を考える上で、読んでみて面白い本なのではないかと思います。

 

 

3.反応しない練習

反応しない練習  あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

 

 

2019年のみならず、以前から何度も読み返している本の中の1冊になります。

 

悩みの原因は”心の反応”である。

 

色々悩んで落ち込むことが多い頃にこの本を初めて読みました。
悩みの原因は心の反応から起きるということを読んではっとしました。

会話ってとても奥深いもので、相手から発されたことばが空気上を伝わってきて、自分の耳に入ってきて、自分でその言葉を勝手に判断して、心の反応によって一喜一憂しているのだと。

そう思って会話を聞くと、もっと違った解釈で人が発する言葉を判断できるのかなと。
毎日穏やかに、暮らせたらいいなと思って何度か読み直し、思い出すようにしています。


 

4.Factfulness 

 
日本に帰国した際に、いろいろな書店でこの本が目に付きました。
どんな本なんだろうと思って開いてみると、なんとスウェーデン人著者の本ではないですか。

ハンス・ロスリングはスウェーデンではTEDやテレビに出演したり、以前から取り上げられていた人ではありましたが、まさかこの本を日本の書店の一押しの棚で目にするとは思っていなかったので、少し驚きました。

スウェーデンでは数年前に流行った本だったようですが、その当時は知らなかったため、これを機に、こちらの本は図書館で借りて、スウェーデン語で読みました。

人々がどれほど、昔から伝えられてきた世界のイメージの呪縛に取り付かれているかを解説し、データー分析に基づいて、その呪縛から解き放つべきということが書かれている本とでも言いましょうか。

スウェーデンの人はこういった数字やデーターに基づいた話が結構普段の会話の中でもよく出てくる印象があります。この本もそんな私が思っていたイメージ通り、沢山のデーターに基づいて、数字に基づいて書かれてあり、とても興味深い内容でした。
もちろん、その業界でデーターに基づいたお仕事をされている方にはそれが当然のことなのかもしれませんが、この本はそういった知識がなくても読みやすいように、そして入り込みやすいように書かれていると思います。

ニュースに悪いことが取り上げられるのは当然のことで、(その方が記事にインパクトがあるし、多くの人の目に触れられるから)、そのような世界の不幸なニュースばかりを見ているともちろん人間の考え方も影響されてきます。自分の耳や目から入ってきている情報が、本当に正しいものなのかを疑ってかかり、自分で考えていく力、そして判断していく力が必要と考えるためにいいきっかけとなるのではないでしょうか。

 

 5. Skärmhjärnan 

www.bonnierfakta.se

 

こちらは、スウェーデンで2019年にベストセラーになった本の一つです。
Skärm=スクリーン hjärnan=脳 という意味で、スマートフォンが現代の人間にどのような影響を与えているかを、脳医学者のAnders Hansen(アンデシュ・ハンセン)によって書かれています。

精神的な病気をかつて無いほど、多くの人が抱えている現代。急速に進む社会に、無くてはならない存在のスマートフォンと人間の脳の関係が書いています。
彼は2019年、スウェーデンで話題の人の一人と言ってもいいぐらい、各メディアでよく目にした人でした。

人間の脳がどういう仕組みかということから始まり、現代社会からの影響を、脳がどのような影響を受けているかが書かれています。

今は、スマートフォンはとても便利なツールで、これが無くては生活していくことが難しいくらいの社会になりつつありますが、自分が上手くツールを使いこなせるよう、そしてスマートフォンに自分が使われないように注意しなくてはと改めて考えさせられた本となりました。

 

2020年も心に響く面白い本と出会いたい


今年も沢山の本を読みたいなと思います。
先日、色々な国アマゾンのサイトに行き、2019年のベストセラー本を見てみました。
共通でベストセラーになっている本もありますが、全く聞いたことのない本が上位に上がっているとその国々のその時のトレンドがあって、見ていてとても面白かったです。
ベストセラー本を読むことも面白いですが、そうではない本とも何かの縁で出会えたらいいなと思います。

もし、最近読んで面白かった本などがあればシェアしていただけると嬉しいです。

読んで頂き有難うございました。