Somewhere in the Arctic

北欧、在住9年目。家の窓からオーロラが見える、雪深い北極圏近辺でひっそり暮らしています

新型コロナウィルスによるスウェーデンの現在の様子(経済影響に伴って出された対策など)


低飛行で乗り切った!なんて書いた矢先に一気に体調を崩しました・・

全然乗り切ってないやん。。!(涙)
久しぶりに寝込みました。
熱も無く、もう大丈夫と思って仕事に行きましたが、外の冷たい乾燥した空気を吸うと咳が悪化・・こんな時なので無理せず安静にしたいと思います。

arcticmaricorima.hatenablog.com

 

日々新しいニュースが更新され、どこでも話題は新型コロナウィルスですが、スウェーデンも同様。
スウェーデンはまだ国境を閉めてはいませんが、近隣の国々、ノルウェー、フィンランド、デンマークが閉めているので閉まっているようなものです。

経済の影響が大きな出るのを懸念しているのか、対応がまだゆるいように思います。
病院も新型コロナウィルスが発生する前から人手不足で、救急で行っても何時間も待たされるというニュースは日常茶飯事なので、急激に感染者が増えるともう医療機関はパニックになるとしか言いようがありません。

 

3月22日の夜にスウェーデンの首相、Stefan Löfvenが国民に向けてスピーチを行いました。内容としては、一人ひとり国民が責任を持って行動してください。体調が悪いと感じたら家にいてくださいというスピーチでしたが、まだ近隣国のように詳しいガイドラインは出ていません。

3月24日時点で政府が発表している内容は以下の通りです。

  • 500人以上のイベントはキャンセルすること。
  • 高校、大学は通信学習(自宅学習)に変更。
  • Natinala prov(大学入試テスト。日本で言うセンター試験のようなテスト)がキャンセル
  • 国境封鎖はしていないものの、旅行者の入国を制限。必要な資材などの運送のみ入国を許可。


近隣諸国が、2人以上で会ってはいけない、食料の買出し以外は外出してはいけないなど政策を決めている中で、スウェーデンの現在の決定事項は至ってゆるいもの。

経済の大きな影響にあたって、ここ3週間でスウェーデンでは解雇され、無職になったと政府が管理するスウェーデン公共雇用サービスへ登録された人数が18000人を超えたとのこと。特にレストラン、ホテル業界が大きな打撃を受けています。

会計業界で働く私としては、政府が経済に対する打撃に備えて新しい対策を日々出しており、その対応に追われています。
現時点(2020年3月24日)で出されている対策。


  • Korttidspermittering
    従業員を解雇する代わりに、勤務時間を減らして、解雇を防ぐ対策。国が75%の給料を負担する代わりに、雇用者は90%の給与を時短勤務になったとしても受け取ることが出来る。2020年4月7日から申し込みが可能。日にちは遡って3月16日分から申請可能。

  • 税金関係の支払いの延長申請
    新型コロナウィルスによって、経営に影響が出て、税金の支払いが難しい企業に対して、支払いの延長申請が可能に。
    現時点では短期間(2ヶ月ほど)の申請しか出来ない状況だが、2020年4月7日からは日にちを遡って、そして長期間での申請が可能になる予定。スウェーデンの税務署は基本オンラインで色々なことが申請可能だが、この件に関しては現時点では、紙での申請のみ。オンラインで申請できるよう、現在準備中とのこと。


  • 借りているお金の支払い期間の延長、またはこの影響によって新しいローンを組めるよう各金融機関が対策を始めている。


  • 国が病気休暇分の給与をサポート
    基本的に病気で従業員が会社を休んだ場合は企業側が病気休暇1日目から14日目は病気休暇に伴い発生する給料を負担することが決まっているが、今回の発生に伴って、4月、5月に発生した費用に関しては国が負担する。


  • 医者からの診断書が不要に
    通常スウェーデンでは14日以上の病気休暇の際に給与の保障を得る為には、医者からの診断書が必要だが、現状況においては必要なし。
    2020年3月13日から施行。

対策は出されているものの、まだ申請できる状況ではないものも多いため、4月、5月頃から更に事務的申請の依頼が増える予感がします。


大きな都市では病院で働く人たちが必要なマスクなどの感染防止資材が足りていないとのこと。
一部の機関からはメディアで、「マスクをしなくても感染に影響はない」と言い出すところも。。

そんなことを言われても、医療機関で頑張って働かれている人たちに最低限の感染防止資材が配布されていないなんて、働く側も不安でなりません。
スウェーデンの感染が確認されているケースは近隣諸国に比べると少ないようにも思いますが、それも検査に至っていない、または病院に行けない人たちが沢山いるだけで、実際はもっと多いように私は思っています。状況が深刻でないと診てもらえないのはどこの国でも現状は同じなのでしょうか。


私が住んでいる場所は大きな都市から離れた田舎にも関わらず、パスタや、米、トイレットペーパーがスーパーの棚が空になっていました。
でも、カフェやレストランで食事をしている人は混み合っているとまでは行きませんが、日常時とそこまで変わらず繁盛しているところもあります。
それでもきっと影響は大きいのでしょう。持ち帰りを行っていなかった高級レストランなども「Take away」の文字が張り出されました。

地元で頑張っているお気に入りのカフェなどは私も持ち帰りなど、少しの力ではありますが、買い続けたいと思います。
今でさえ、小さな街で選択肢が少ないのですから、ローカルで頑張って経営しているお気に入りのカフェなどには持ちこたえてもらいたいです!


色々と、身の回りで起こっている情報をまとめてみました。
でも現在も自分の中の思いは変わらず。
手洗い、うがい、消毒をしっかりして、世間のニュースに影響を受けすぎず、人ごみを避けて行動することだと思っています。

 

皆様もどうぞウィルスに負けず、健康にお過ごしください。

 

(2019年日本滞在時に見た桜で春を感じつつ。こちらはまだまだ雪景色です)

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