Somewhere in the Arctic

北欧在住。家の窓からオーロラが見える、雪深い北極圏近辺でひっそり暮らしています

夏の始まり

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 随分ご無沙汰してしまいました。

気ままな更新の私の日記をたまに覗いてくれていると言う友人からの嬉しいお便りを頂き、嬉しく、久しぶりに更新です。

 

更新をしていない間に、この北の地域の長い冬が終わり、夏の始まりを感じることができるようになりました。

 

まだ肌寒いと感じますが、外には短い夏を楽しもうと日光浴をする人でいっぱいです。

 

思い返してみますと、当初ブログを始めたきっかけは、新しい土地での一歩を踏み出す際に、テレビや雑誌で取り上げられる北欧の姿だけではなく、実際に生活している観点から、思ったこと、感じたことを友人に伝えることが出来たら、また繋がっていけたらと思ったことが始まりでした。

 

個人的にも色々書き留めている手帳を愛用し始めてから10年近く経ちますが、自分を振り返って、「この時はこんなことをしていたのか。」などと読み返せることは、残しておかない限り難しいことで、私にとって現在では欠かせない相棒となっています。ですのでこちらも人にお伝えすることを考慮した視点から、また未来の自分に向けても色々書き残していけたらいいなと思います。

 

個人的な日記ですが、どうぞよろしくお願いします。

新しい始まりの季節

 

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(澄み切った青い空。心が洗われます。)

 

あっと言う間にもう4月。

 

日本では色々と仕切りの時期でもあります。

桜も咲き、いつも4月になると何かと引き締まる気持ちになったものです。

 

 

こちらでは世間的にはサマータイムに切り替わったぐらいでしょうか。

あと、冬には14時過ぎには真っ暗だったこの場所が、今では20時過ぎまで明るく、

朝の5時にはもう太陽がまぶしくて目が覚めます。

 

太陽の光に感謝するとともに、また来たか、白夜の季節。。

本当にここは同じ場所なのかと不思議に思うくらい正反対なのです。

 

 

寒さにやっと慣れたこの頃、早くこの極端な明るさと、暗さにも今年は身体が着いて行ってほしいなと思う今日この頃です。

 

 

私には少し区切りの月となった今年の4月。

新しい仕事を始める事になりました。

 

求人情報を見ては、履歴書を書き、送り続けた昨年。

送るだけではダメだよと知人からアドバイスを頂き、履歴書をメールで送っては

電話でフォロー、そしてアピール。

(なんせ、電話に苦手意識が強い私。日本語で電話するのも苦手なのに、

 違う言語でなんて、ハードルが高すぎる。。)

 

学校の生活と共にそんな毎日の繰り返しでした。

 

 

電話は苦手だしと、直接会った方が話せるかもと会社へ伺い、「すみませーん」と

担当者に会えないか交渉しに行きました。

もう心臓がばくばくでした・・(笑)

 

 

日本とは違う就職活動スタイルに戸惑いながらも、色々な方に支えられ、

初めてお給料が頂ける仕事に着く事が出来ました。

 

 

試用雇用での採用ですが、やっぱり社会に携わり、新しい世界を見て、また現実的ですが、お給料が頂けるって本当にありがたい事。

このチャンスを与えてくださった方達の期待を裏切らないよう、

頑張りたいと思います。

ウィンタースポーツに挑戦

先日は急にプラス10度まで上がり、積もっていた雪もびちょびちょ。。

と思っていた矢先に週末はマイナス20度。

 

またまた激しく雪が降り、きれいな雪景色に戻りました(笑)

 

こちらの春は日本で想像するような春とちょっと違います。

雪が溶けて水たまりがあちこち。

土と混ざって雪も茶色・・

花もまだ寒すぎて咲きません。

 

でもプラスマイナスを前後する気温になると、外に長くいても危険では

ないので、ウィンタースポーツにはもってこいなんです。

 

小さい頃からスケートには父が連れて行ってくれていたので、

教わったわけでもないけど、今でも滑ることが出来、

去年に購入したマイスケート靴も重宝しているわけですが、

歩いて15分ほどの所にクロスカントリー用のトラックがあり、

「出来ないなんて本当にもったいない!」と思ったので、

始めてみることにしました。

 

 

まあ、続くかわからないので、スキー用具は借り物ですが、

今のところ毎週末、天気が良ければ夫とクロスカントリーに

出かけています。

 

 

でも、やはりこの年から始めると怖くて怖くて・・

ふにゃっと転ぶことが出来ないんですよね・・

ど~んって転ぶと、痛いし、怖さも増すんです。

 

でも不慣れでジタバタしているととても体力を

使うので、帰ってくるとぐったり。

燃えている感じがします(笑)

 

 

日本帰国

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(直島での一枚)

 

まだまだ、窓の外から雪がしんしん降り続ける今日。

こちらの冬はまだまだ続きそうです。

 

この地に住んでいて私が大変だと思うのは、寒さよりも暗さ。

冬至を仕切りに少しずつ明るくなってはいくものの、気持ち的に

暗いとへこみがちになること、またインターンシップの契約が

12月末までだったこともあり、いいきっかけだと思い、1月は

日本帰国を決めました。

 

今回は一人で帰国することとなり、家族や友人と心置きなく、

思う存分楽しい時間を過ごすことが出来ました。

快く行っておいでと言ってくれた夫に感謝しています。

 

 

今回はAir Chinaを利用。

せっかくだから、今回は東京時代の友人にも会いたいなと、

Beijing → Hanedaへ。

 

Air Chinaは昨年のこともあり、少し不安はありましたが、

フライト自体は問題なく快適なものでした。

中国の方に間違えられることも多く上手く溶け込んでいたように

思います(笑)

確かに乗り換えの北京では日本人という感じの方は少なかったかも

しれません。

 

前回はFinairを利用させて頂きましたが、ANAカードを持っているので

今回はスターアライアンスの航空会社がいいなと思い、Air Chinaを利用しました。

ちゃんとマイレージもたまり、また今まで溜めていたマイレージで、

東京―神戸間の飛行機を利用することも出来ました。

 

 

今回は活発に、東京→神戸→大阪→滋賀→香川→和歌山と色々な所を訪問しながら

たくさんの友人に会うことが出来ました。

 

幼稚園からの幼なじみ、高校時代の友人、大学時代の恩師、留学時代の友人や

最初働いた会社の先輩、転職後の会社の同期、また剣道クラブの友人、

語学教室で仲良くなった友人などなど。

 

忙しい中貴重な時間を割いてくれた友達、仕事の後に遅い到着にも関わらず

空港まで迎えに来てくれ、そして快く泊めてくれた友人、日本の美味しい魚が

食べたい私に和歌山への鯛しゃぶツアーを計画してくれた友人、

赤ちゃんがいて大変だろうにも関わらず、ご飯を用意して出迎えくれた友人や、

生まれたばかりの赤ちゃんと一緒に会いたいとわざわざ訪ねて来てくれた友人など。

 

そして忙しい勤務の中予定を併せて旅行に付き合ってくれた妹。そして家族。

 

本当に皆さんが私のスケジュールに併せてくれて楽しい時間を作ってくれて

ありがとうございました。

 

 

待ち合わせ場所に行って出会った友人の何人かに言われたのが、

「そんな薄着で寒くないの?」と。

 

北国で生活し、皮膚が強くなったのかもしれません(笑)

 

天気も今回は運がよくお天気のいい日に恵まれ、太陽の光で

目が覚めるのが嬉しく、また日中の明るさが長いことに嬉しさを感じ、

毎日のように出歩いていました。

 

 

書き留めておきたいことは色々ありますが、またちょこちょこと書いて

行きたいなと思います。

鮭のホイル焼きなど

先日の夕食について。

 

鮭のきのこのホイル蒸し焼き 味噌ソースと一緒に。

キャロットポタージュ豆乳で作りました。

(ブログを移動させたら、写真が消えてしまった・・涙)

 

こちらではクリスマス料理を堪能したあと、重くなった身体をまた取り戻すために

調整に励む人が多いと聞きます。

 

 

そんな私は、そのまま日本に帰ったため、調整どころか、そのまま

おいしいものを食べ続け(もちろん後悔はしていませんが、笑)、

現在調整期間中でございます。

 

 

鮭のホイル蒸しはヘルシーだしとても簡単。

 

あらかじめ塩コショウしておいた鮭と一緒に、今回は薄切りした玉ねぎときのこ、

そしてソースに味噌ベースのものをかけ、しっかり包んだあと、オーブンへ。

フライパンで焼いてもOK。

 

あとはニンジンベースのポタージュスープ。

 

調整期間中メニューとして、ベジタブルスープを多めに作ってストック。

夜などはスープメインに。

 

 

写真はありませんが、キムチにも挑戦。

日本で韓国の唐辛子を購入。先日白菜を付けてみました。

 

といっても、塩辛がないので、発酵作用に米麹を入れてみました。

 

初めてにしては悪くないけど、もう少し研究が必要な味でした。

玄米と卵、野菜と一緒に炒めてキムチチャーハンにしてお昼ごはんに。

残りはどう使おう。。

 

後は、お肉が食べたいという夫に豚肉のブロックを買い、これを薄めに切りたたいた後、パン粉を付けてオーブンでとんかつを。

オーブンで焼いてヘルシーにしたし、まあ、調整期間中メニューとしましょう。。

 

 

あと、日本から買ってきたインデラカレーというカレー粉を使ってカレーも。

余った豚肉と、野菜をピューレにしてカレーに。

このカレー粉で作ったカレーとてもいい味になって、買ってよかった!!

 

近くでカレールーが手に入らないことをきっかけに、スパイスからカレーを作るようになりましたが、もう今ではカレールーのカレーよりも、カレー粉から作るこちらがお気に入り。

2013年 初☆

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2013年になってから初めての記事がこんなに遅く、もう2月になってしまいました。

遅すぎるのは承知ですが、明けましておめでとうございます。

 

12月の中旬から先日まで色々とお客さんが遊びに来てくれたり、クリスマスなどの

イベントがあったりと、楽しいイベントがたくさんあり、ばたばたとしていました。

 

クリスマス前には、日本で働いていた時の会社の先輩や、私が営業時代のお客さんであったことがきっかけに仲良くなった友人がわざわざこんな遠い北の国まで遊びに来てくれました。

 

クリスマスは夫の実家で過ごし、これでもかと言うほど高カロリーなクリスマス料理を堪能(笑)

美味しくて止められないのですが、後で体重計にのって後悔・・

 

年末には、高校時代からの仲のいい友達がまたまたこんな北国まで

遊びに来てくれました。

一緒に、シャンパンもどきのジュースで乾杯して年越しをし、彼女が食べたいというリクエストのスウェーデン料理を作りました。

おいしいと言ってくれてとても嬉しかったな。

 

一緒に年越しを過ごし、氷で出来たホテルを見に、さらに北のKirunaへ向かいました。

 

 

 

日本人の方が作られた氷の部屋、「Flower」に感動!

花をテーマに全て氷で作られた部屋で、こちらに泊まることも出来るのだそう。

 

寒い中ではありますが、こういった空間に囲まれると、なんだかおとぎ話のような、

神秘的な気持ちになります。

 

彼女が見たかった念願のオーロラも、一日しか滞在しなかったにも関わらず、

その日に見ることが出来て、本当によかった。

 

 

 

こちらに来て1年が経ちました。

 

自分は何をしていたんだろうとふと思う瞬間に、見返せるように、

手帳には「去年一歩踏み出したこと」を書き出してみました。

 

些細なことでも「えいっ」と踏み出して挑戦したことって後になると

忘れてしまいがちだけど、こうやって見返すと、後で励みになります。

 

そしてさらに今年はもっと前に進めるようにと、去年の自分に負けないぞと

言う気持ちに。

 

去年一年で読んだ本の題名も書き出していましたが、日本語、こちらの言語で

読んだもの、併せて読んだ小説は12冊。

 

新しい文章に触れるってとても大事なことのように思います。

 

会話をしていても、どうしても同じような言葉ばかりを使いがちなこの頃。

 

本を読むことで、あたらしく気のきいた言い回しや、表現の仕方を得られることで

表現に幅が広がるような感じ。

 

 

去年は環境ががらりと変わり、多くの方に支えられたからこそ乗り越えられた一年。

どうもありがとうございました。

 

 

皆様にとっても素敵な一年となりますように。

12月10日 ノーベル賞授賞式の日

クリスマスが近づくにつれて町の明かりもクリスマス仕様に。

会社のビルやショッピングエリアにギラギラともる明かりは

小さな町なので、少ないですが、各家の窓から灯る明かりに

心が癒されます。

 

私達の家の窓にも赤いこちらの星型のランプを灯しました。

 

 

現在ライブで行われているノーベル賞授賞式を見ながらこの記事を書いています。

 

ノーベル賞のおさらいをここでちょっと。

 

ノーベル賞は、スウェーデン出身のアルフレッド ノーベルによって創られた賞であり

彼が亡くなった1896年12月10日の日にちにちなんで12月10日に毎年行われています。

 

アルフレッド・ノーベルがダイナマイトを発明したことは有名な話で、私も

知っていましたが、彼が本当は人々の産業の貢献のために発明したこと、

そして平和活動にも力を入れていたこと、また本当は文学に興味があり、

5つもの言語を堪能に話す事が出来たこと。

これらはこちらに来て、現地の言葉で書かれた本を読むまで知りませんでした。

 

会場であるストックホルム市庁舎は、普段は一般の人でも見学することが出来、

私も前回友人と参加しましたが、とても上手なガイドさんだったこともあり、

以前来た時(8年程前!?)より楽しめました。

この中でもノーベル賞晩餐会についてのお話もあります。

 

今年は日本からは山中先生が受賞されたこともあり、晩餐会でも日本女性の

着物姿を何人か見ることが出来、嬉しくなりました。

 

今回はアジアからの受賞者が多いこともあって、ゲストコメンテータ―にも

「今回の食事はアジアの人の好みにあうでしょうか」のような、質問を

されていたり、「着物でこの後のダンスは踊れるのでしょうか」などの

質問も放送されていました。

 

また渋谷駅前でのインタービューの場面などもありました。

 

週末に、先週金曜日にストックホルムのカロリンスカ研究所で行われた

山中先生の講演をオンラインで拝聴しましたが、観客の方にもゆっくりと

わかりやすく、また関西出身ならではでしょうか。みんなを笑わせるジョークも

多数取り上げられているように思いました。