Somewhere in the Arctic

北欧、在住10年目。家の窓からオーロラが見える、雪深い北極圏近辺でひっそり暮らしています

火事で突然家に帰れなくなった6月最後の夜

タイトル通り、6月最後の日に火事の被害を被って家に帰れなくなってしまいました。


今もそれは継続中。

6月30日。前回の記事で書いたように少し夏休み前に仕事の区切りが見えてきたのもつかのま。仕事で会社にいた午前中。友人からメッセージが。
「今ニュースでMaricoのアパートのビルから火が出て火事だって言っているけど大丈夫?」

え!?何を言っているんだろうと送ってきてくれた写真を見ると、ネットサイトの記事が張り付けられていて、なんとまあ、うちのアパートのビルが燃えてあると書いているではありませんか。

 

そのサイトは有料サイトで私は契約していなかったので、会社の同僚のところの部屋に走っていき、
「あのね、あのね、今うちの家のアパートのビルが燃えているって聞いたんだけど、ニュース見れる?」
と聞きに行った時の声は自分でもわかるくらい震えていて、同僚も、えっ!とびっくりしながらも一緒にサイトを開いて読んでくれました。

するとなんとまあ、写真の感じだと私たちのアパートととても近そう。でもどこか特定するのには難しい角度でした。私の心臓は更にバクバクし始めました。

「うちのアパートからだったらどうしよう・・でも朝に火元はちゃんと確認してから家を出たはず・・出たよね。あれ、夫は会社だよね・・」

同僚から見た私は混乱していたでしょう。

「ちょっと自分の目で確かめに行ってくる。」

すると同僚が、

「急いでいるなら私の車使う?」と聞いてくれましたが、こんなパニックな状態で車なんか乗れません。自転車で家まで走りました。

夫の携帯に電話しても夫は出ませんでした。
でも今朝会社に行くのを見送ってから私が後で家を出たから、夫は家にいないはず・・いませんように・・

遠くからも煙が上がっているのが見えてきました。焦ってはいけないと平常心を装うとする気持ちがある一方で、どうしよう、どうしようという気持ちでいっぱいでした。

ビルの前に着くと、私の住む階の一回下の隣のアパートから火が燃えていました。もちろん自分のアパートの隣下から火が燃えているのはびっくりでしたが、正直火元が私のアパートからではないことが確認できてほっとして涙が出てきました。

そして夫からも電話が。会議中で、電話を見ておらず、彼の同僚がニュースのことを教えてくれたようで、私に電話をしながら夫もアパートのビルまで向かっていました。夫が会社にいたことが確認できて更にほっとしました。

 

消化作業は続いていて、ビルの周りには、同じビルに住んでいるであろう住民が外に避難して燃えるビルを眺めながら消化作業を見守っていました。暑かった6月最後の日。
乾燥していることもあり、消火作業には時間がかかっていました。
火は真上の私たちのお隣さんの部屋のバルコニーにまで移っているのが見えて、これは私たちのアパートも外からは見えないけど、どうなのだろうと考えながら眺めていました。



午後から住民を集めて話があります。と管理会社からSMSが送られてきました。
私は今日やらなくてはいけない仕事が残っていたので、夫が説明会に行ってくれるということでお願いし、とりあえず現場を後に。午後も仕事を進めながらもずっとそわそわしていました。

 

14時からの説明会は3時間以上かかったそう。今日は誰も家には戻れないということ。各自保険会社に連絡を取り、必要であれば保険会社からホテルの手配を取ること、もしくは家族や知人の家に泊めてもらうようにすること。また、今日の消化作業は終了したものの、また火が出る可能性があるかもしれないので、明日以降、いつビルに入れるか連絡するなど。各階によって状況も違うので、一世帯ずつ話があったそうです。


夫から連絡があったのが17時を過ぎてからでした。今日は家に帰れないので、ホテルを手配しなくてはいけない。今保険会社と話しているからと連絡がありました。
最終的にホテルの手配が出来て、チェックイン出来たのは20時近く。そして、やっと一息つけるところで、お腹がすいてきました。ホテルの近くにあったファーストフード店で夜ご飯。一日がとても長く感じました。

 


そんな6月最後の日。