私が燃え尽き症候群と診断されてからの日々を綴っています。
症状に至るまで
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休職期間の過ごし方
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今回は私が職場復帰してから、転職までの日々を書き残しておきたいと思います。
目次
会社に入ることを克服する
職場の近くを通るだけで動悸や息切れがした休職期間。
カウンセラーの方からも職場復帰前にリハビリとして会社に一度行った方がいいと言われていたものの、なかなか一人で行くことが出来ずにいました。
身体とは上手く反応するように出来ていて、心身に悪い影響があったところには近づくなと反応するのです。カウンセラーの方もそれは自然なことだと言っていました。
でもその反応を自分で反応していることに気付いて、少しずつ慣らしていくことが必要だと。
本当に職場復帰出来るか不安でした。まず自分で会社まで行けるのか。
そんな気持ちのまま職場復帰の日が少しずつ近づいてきました。
そんな中、会社の同僚が勤務開始の前に、まず町でお茶を飲んでそれから一緒に会社まで行こうかと提案してくれたことから、有難く同僚の提案に甘えてお願いしました。
彼女と町のカフェで話すと、少し気持ちが落ち着き、一緒に会社まで向かう際は、一人で会社の近くを通った時よりは落ち着いて、会社に入ることが出来ました。
仕事復帰後も、社内にずっといると辛いときもあり、その際は少し外を歩いたりしながら外の空気を吸ったりして、落ち着いたら再び自分の席に戻るようにしました。
音などにもとても敏感だったため、復帰してからは仕事をしながらイヤホンをつけて、リラックス系の音楽を聴きながら自分を落ち着かせてゆっくり仕事を進めていました。
職場復帰へ - 断る勇気を持つ
職場復帰してからは、毎日2時間、決められた仕事のみをやることに集中しました。
以前の仕事内容と比べたら本当に簡単なことでした。
でも、それをこなすことさえ、心身共にとても力を使い、毎日疲れていたことを覚えています。
決められた仕事とは、以前のカウンセリングで上司とカウンセラーと話し合って決めた仕事内容です。
燃え尽き症候群から回復するには、まず自分のやることを会社側としっかり決め、その仕事のみに集中すること。他の人に何か依頼されても勇気を持って断ることとカウンセラーの方から言われていました。
職場のみんなが私の症状を詳しく分かっているわけではありません。復帰したと思って、他の依頼をしてくる同僚の人もいましたが、今はこの案件の担当を私はしていて、後は分からないから他の人に聞いて欲しいとお願いするように話しました。そうすることで、自分の仕事の領域をはっきりさせ、断ることを練習するようにしました。
感性を取り戻す夏休み
復職して1ヶ月が経つ頃に、夏休みを取り、再び職場を離れました。
復職する前のカウンセリングで、有給が丸ごと残っているし、夏は仕事も落ち着いているから、夏休みを取ったらどうと言ってくれた上司の薦めもあり、夏休みを取得しました。
夏休み中は「普段やっていることから距離をおいてみた夏休み」の記事に書いたように、なるべく普段やっていること以外のやってみたいことを色々やってみました。
復職して1ヶ月経って思ったのが、元気にはなってきているものの、燃え尽きた職場にいることで気を吸い取られているように感じたこと。まだエネルギーが十分に充電されていないなと感じていました。
そういった中で、前回の記事でエネルギーレベルの図をお借りした、こちらの記事から、「感性を取り戻すことの大事さ」を再度読んで確認しました。
カウンセラーの方にも言われていましたが、とにかく自分が気の進むことをしなさいと。
燃え尽きてしまった後は、楽しいことも楽しいと感じられなくなり、何も感じられなくなっていた自分がいました。
なので、休職をしたことで、小さなことで楽しみや喜びが取り戻せるようになったことは前に進んでいるという証拠。夏休みにたっぷり充電することで、更にエネルギーを充電できるよう心がけました。
好きな旅行に行ったり、本を読んだり、ぼーっとしたり、そういった過ごし方をすることで、更に少しずつ感性を取り戻すことが出来たと思います。
感性が取り戻せたってどうやったらわかるの?
感性を取り戻せたというのはどうしたら分かるのでしょうか?
それは、
ごはんが美味しいなと感じたら感性が戻ってきた証拠
(HSPと燃え尽き症候群(バーンアウト) ~回復期間に感性を取り戻そう!~ | 敏感なHSP・エンパスの相談室)より
これは私も経験を持って本当にそうだなと思いました。ごはんがおいしく感じるってとても素晴らしいこと。「美味しい~」と感じられた自分に嬉しくなったことを覚えています。
夏休みにゆっくり、好きなことをして、自分の感性を少しずつ取り戻せてきて、そして頭に再びよぎったのが、「転職」の文字でした。
次回は、燃え尽き症候群になった私の転職までの道を綴りたいと思います。
ここまで読んで頂き有難うございました。
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