最近は肌寒くなってきて、また日も段々早く、夜は暗くなってきて星が見えるようになってきました。(夏は白夜なので星が見えないのです。)
ちょっと英語での"Cozy"と言う言葉がしっくり来る秋の夜。
今月に入って読んで面白かったなと思う本のはなしです。
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ニューヨークで考え中 1&2
おすすめと書かれている方のブログを参考させていただき、まず1を読んだのですが、面白くて読み終わってすぐに2も購入。こちらも一気に読んでしまいました。
2008年からニューヨークに住む作者の日常をイラストと共に綴ったWebマガジンが本になったものです。
ニューヨークは私が住んでいるところとは違って大きな都会な街なのだけど、作者が描いている絵を通して見える風景への感じ方、また異国に住んで感じる日々の色々な気付きや思いが本を読み進めることによって、作者自身も変わっていく状況が描かれていて、そんな作者の感じた思いが自分で海外に住んでいて感じたことと同じだったりで、共感できるところが沢山あって面白くて一気に読んでしまいました。
隔週で引き続きウェブマガジンの連載もされていて、今のニューヨークでの生活を読めるというのも楽しみの一つになりました。 -
さいはての彼女
いつも電子書籍を購入するサイトのおすすめの本の中で評価が高かったので、読んでみました。
風景の描写の仕方がとっても素敵で、こちらも吸い込まれるように読みました。書かれている文章がとってもいいな、好きだなと思える文章でした。
短編集が4つ入っていて、寝る前のお楽しみにと毎晩1つずつ読みました。どのお話もよかったけど、やっぱり一番よかったのは、本の題名にもなっている「さいはての彼女」。そして4つの短編集の中でも少しつながりのある話も入っていたりで嬉しくなったり。
もっと色々な作品を読んでみたいなと思えた作者に出会えました。
これ読みたいって買う本もいいけど、ふっと本屋さんに立ち寄ったみたいに見つけられた本が良かったときの嬉しさはもっと高いなって思います。 -
The Seven Sisters
こちらは今も現在進行中でオーディオブックで聴いている本です。
原作は英語。私はスウェーデン語で聴いています。
アイルランド出身、そして現在はイギリスに住む作者の小説で、題名にあるとおり7人の姉妹のお話。姉妹の一人ひとりが一冊の本になっているので、合計7冊のシリーズ本になるのですが、現在私が聴いているのは一冊目。
スウェーデンでもベストセラーとなっています。
オーディオブックでの時間は約17時間あり、少しずつ聴き進めているので長い時間掛かっていますが、飽きることなく、少しずつ読み進めています。
スイスのお城で育った7人の姉妹の父が亡くなったところから物語は始まります。
7人の姉妹は現在はそれぞれ成人し、自分達の道を歩んでいますが、幼い頃にそれぞれ違った場所から養女として迎えられてきた少女たち。
父が亡くなったことをきっかけに自分のルーツになるヒントを遺産として父からの手紙で得た長女のマイアは、自分のルーツを辿るために、ブラジル、リオへと旅立ちます。そんな長女マイヤのお話がシリーズの一冊目です。
歴史フィクション作家と呼ばれているほど、その分野で有名な作家さんらしいのですが、こちらのお話もブラジルの歴史を題材とした内容も含まれていたり、それだけでなく、ドキドキ、わくわくするような話の展開もあったりと読み応えたっぷりの一冊です。
ラストまで、あと少し。どういう展開で終わるか楽しみですが、引き続き他の6冊も読んで行きたいなと思っています。
日本では原作の英語版は購入できるようなので、興味のある方は是非♪
ここまで読んで頂き有難うございました。
皆さんも素敵な秋をお過ごしください。